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水滴パルスのノズルの動きにヒントを得て,スローモーション(に見える)装置を作った。


仕掛けは,物を乗せた台に振動を与えて,振動とほぼ同じ周期のストロボ光で照らすというおなじみのやつだ。
ワインの入ったワイングラスを乗せて,「ワインくるくる」の超スローモーションが最初の目標だったので,軌跡が円になるように振動する(すりこぎ運動ですな)ようにしたのだが,振動が早くなるとグラスの中のワインは円運動を止めて,普通の波が立った状態になってしまう。考えてみると,この程度のしかけで液体が高速の円運動をしたら,実験用のスターラーが簡単にできてしまう。
ということで,今回は100均の造花を揺らしてお茶をにごしてみたのだった。
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しかけは,モーターでアルミ細工の偏心シャフトを回して,天板に伝えているだけ。天板の脚は揺れやすいようにシリコンチューブを使ってみた。

3Dオブジェクトがうねうねと動く動画に刺激されてKickstarterで179ドルの3Dプリンターに投資したのは2015年の春だったと思う。2015年11月出荷のはずだったのが,順調に遅れていって,ついに今年の2月にはプロジェクトが頓挫した。Kickstarterだから,こういうリスクは承知の上とはいうものの,送料と合わせて3万円のダメージは悲しい。

しかし,嘆いてばかりでもしかたがないということで,得意のアヒルを並べてみた。

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これをゾートロープで回転させて,ストロボ光の発光間隔を少しずつ変えてやるすると,アヒルが次々に沸いて出て,らせん形をえがいて動き回る。

動画にするとちらつきが強調されるけど,現物はさほどでもなくて,アヒルが動き回るのがおもしろい。動きが少し速いのはモーターの回転数を調節すれば大丈夫だ。さらに,今回のアヒルは紫外線を当てると光る蛍光アヒルだということも発見。UVストロボにすれば面白そうだ。

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8月6・7日の2日間,東京ビッグサイトで開催されるMaker Faire Tokyo に出展します。

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ブースはG-02-07でワークショップの隣,出展物は水滴パルスパワーアップ版,パワーアップできずに去年のままのゾートロープ,構想倒れの感のあるクントの実験二次元版の3本だてです。

ご来場をお待ちしています。

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クントの実験を2次元に拡張すると,X方向とY方向の定在波がぶつかり合って,クラドニパターン風のものができるのではないかと考えた。

そこで,さっそく試作装置を製作。

今回,四隅の発泡スチロールブロックは使わなかった。

今回,四隅の発泡スチロールブロックは使わなかった。

薄い正方形の箱の2面にスピーカーを付けたやつに,発泡スチロールビーズを入れてからアクリル板でふたをして,スピーカも焼き切れんばかりの大音量を流せば,波長と箱の長さが合って共鳴したところで不可思議な模様が描かれる。はず。

周波数を変えるにつれてビーズが動いて,音が大きくなったところ(共鳴している)では,何かの模様が見える(ような気もする)。最初,金属板を振動させて作るクラドニパターンと同様に底板が振動しているだけではないかと不安になったが,中央部に大きな同心円状の縞模様が広がったので, これはきちんと2次元クントになっていると思って安心た。よく見ると回りにも小さな縞模様で一段高い島ができていて,期待を盛り上げてくれる。

2Dkundt

箱をもう少し大きくして気柱らしさを増した上に,スピーカーも増やせば,もう少しはっきりしたパターンを見られそうだ。ビーズが飛ばされて地肌が出ているところも,ビーズを増やせば飛ばされずに舞い上がる「はず」。

スピーカー代がかかりそうだけど,科学の進歩に犠牲はつきもの。

 

次に向けた予備実験としてクントの実験をやってみた。

うまくいった,のだが途中でいきなり音が止まって,調べて見るとスピーカーが断線していた。

そういえば,途中から微妙なにおいがしていた。

45ミリの小さなスピーカーに「10W」と書いてあったからといって,素直に10Wかける方が問題なのかも知れないが,何はともあれ予備実験は成功(?)。

次はこいつを二次元に広げられるかと,超音波領域まで広げたらどうなるかの実験だ。

MFT2015で展示したゾートロープの動画です。

まずは,おなじみのアヒルにくまモンとブタとエイが加わったやつ。

場面の設定は,無人島に流されたくマモンが,ブタの目を回させて今夜の食事にしようとねらっていて,近くの海ではアヒルが列をなして泳ぎ,沖の方ではエイが飛んでいるという,訳の分からない世界です。

 

続いて,会場に持って行ったけど,ほとんど展示しなかったやつ。

これは,おなじみのタイマーIC NE55を使ったLED点滅回路がブレッドボード上に組み上がるまでの過程を,ゾートロープでアニメ化したものです。しかし,「難易度高すぎ」ということで,ほとんどの人には受けませんでしたが,受けた人には大受けしていました。ちなみに,水滴パルスで使っていたLEDストロボは,これとほとんど同じ回路です。

8月1・2日の2日間,東京ビッグサイトで開かれたMaker Faire Tokyoに出展してきました。準備に忙しくて事前のアナウンスができませんでしたが,ご来場いただいた方々に感謝します。

MFT2015banner
当日の我々の展示物は,人気順に
水滴パルス,ゾートロープ,Processingによる「芸術的」シミュレーションの3つでした。

水滴パルスは「きれいなもの発見」で近寄ってきた人が,謎の怪現象(水滴がホースに吸い込まれていく)を目の当たりにして,怪訝な表情を浮かべ,なんとかしかけを見破ろうとするのが面白かったです。

一方,ゾートロープは,ストロボが点滅を初めて円盤上のフィギュアが動き出した瞬間,見ていた人の表情がほころぶのが楽しかったです。

芸術的シミュレーションは,多くの人がマウスのグリグリに連れて変化するきれいな画像を楽しんでくれましたが,Processingやシミュレーションに関心のある人たちには,もっと受けたようで,シミュレーション作者と一緒になって盛り上がっていました。

以上,充実した二日間で,まだ心地よい疲労が残っていますが,次回もこの調子でがんばりますので,よろしく。