3Dオブジェクトがうねうねと動く動画に刺激されてKickstarterで179ドルの3Dプリンターに投資したのは2015年の春だったと思う。2015年11月出荷のはずだったのが,順調に遅れていって,ついに今年の2月にはプロジェクトが頓挫した。Kickstarterだから,こういうリスクは承知の上とはいうものの,送料と合わせて3万円のダメージは悲しい。

しかし,嘆いてばかりでもしかたがないということで,得意のアヒルを並べてみた。

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これをゾートロープで回転させて,ストロボ光の発光間隔を少しずつ変えてやるすると,アヒルが次々に沸いて出て,らせん形をえがいて動き回る。

動画にするとちらつきが強調されるけど,現物はさほどでもなくて,アヒルが動き回るのがおもしろい。動きが少し速いのはモーターの回転数を調節すれば大丈夫だ。さらに,今回のアヒルは紫外線を当てると光る蛍光アヒルだということも発見。UVストロボにすれば面白そうだ。

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8月6・7日の2日間,東京ビッグサイトで開催されるMaker Faire Tokyo に出展します。

MF16-Tokyo_Badge_v2

ブースはG-02-07でワークショップの隣,出展物は水滴パルスパワーアップ版,パワーアップできずに去年のままのゾートロープ,構想倒れの感のあるクントの実験二次元版の3本だてです。

ご来場をお待ちしています。

MFT2016_layout_0713

 

結局は去年のものを基礎とした改良版をMaker Faire Tokyo 2016の出し物とすることにした.
見映えが派手になった.なかなかよろしい(^^).

水を放出する部分を振動させるために今回はボディーソニックトランスデューサ(50W)なるものを用いた.なかなか力強く振動してくれる.ボディーソニックは木材に固定し,それを厚いスポンジ素材の上に載せる構造とした.
m01_vibrator

今回はポンプを用いる.動作電圧は6Vから12V.今のシステムにおいては6Vでいい感じに水を輸送してくれる.
m02_pump

これが「振動ステージ」である.これに水放出チューブを固定する.この裏側にはボディーソニックトランスデューサ(50W)が固定してある.
m03_vibStage

裏側はこんな感じである.3本の木ねじで厚ての木材にしっかりと固定してある.
m04_bodySonic

ポンプからの水はこの部品で分岐させる.ガーデニング用のアイテムでホームセンターで容易に手に入る.私は近くのハンズマンでチューブ類とともに手に入れた.
m05_branch

LEDストロボおよび駆動用電子回路である.相棒が作ってくれたものである.この部分は去年のものを流用する.
m06_strobe

ポンプON!ストロボON!(^^)
m07_strobeON

ボディーソニックON!(^^)
m08_vibratorON

ああ.美しい.ご満悦である(^^).

水滴パルス実験.まずは昨年版を再現.ちょっとだけチューブの寸法などを変更.螺旋状の振動が以前よりもはっきりと現れた.

suitekiSpiral

上記画像をクリックすれば動画が見られます.

一応,ある程度,色々試してみた.周波数,チューブのつくりかたなど,多次元パラメータ空間において「最適解」を探すのは大変だ.そもそも何が「最適」かというのが曖昧だったりする(^^;).
CIMG3202

クントの実験を2次元に拡張すると,X方向とY方向の定在波がぶつかり合って,クラドニパターン風のものができるのではないかと考えた。

そこで,さっそく試作装置を製作。

今回,四隅の発泡スチロールブロックは使わなかった。

今回,四隅の発泡スチロールブロックは使わなかった。

薄い正方形の箱の2面にスピーカーを付けたやつに,発泡スチロールビーズを入れてからアクリル板でふたをして,スピーカも焼き切れんばかりの大音量を流せば,波長と箱の長さが合って共鳴したところで不可思議な模様が描かれる。はず。

周波数を変えるにつれてビーズが動いて,音が大きくなったところ(共鳴している)では,何かの模様が見える(ような気もする)。最初,金属板を振動させて作るクラドニパターンと同様に底板が振動しているだけではないかと不安になったが,中央部に大きな同心円状の縞模様が広がったので, これはきちんと2次元クントになっていると思って安心た。よく見ると回りにも小さな縞模様で一段高い島ができていて,期待を盛り上げてくれる。

2Dkundt

箱をもう少し大きくして気柱らしさを増した上に,スピーカーも増やせば,もう少しはっきりしたパターンを見られそうだ。ビーズが飛ばされて地肌が出ているところも,ビーズを増やせば飛ばされずに舞い上がる「はず」。

スピーカー代がかかりそうだけど,科学の進歩に犠牲はつきもの。

 

次に向けた予備実験としてクントの実験をやってみた。

うまくいった,のだが途中でいきなり音が止まって,調べて見るとスピーカーが断線していた。

そういえば,途中から微妙なにおいがしていた。

45ミリの小さなスピーカーに「10W」と書いてあったからといって,素直に10Wかける方が問題なのかも知れないが,何はともあれ予備実験は成功(?)。

次はこいつを二次元に広げられるかと,超音波領域まで広げたらどうなるかの実験だ。

MFT2015で展示したゾートロープの動画です。

まずは,おなじみのアヒルにくまモンとブタとエイが加わったやつ。

場面の設定は,無人島に流されたくマモンが,ブタの目を回させて今夜の食事にしようとねらっていて,近くの海ではアヒルが列をなして泳ぎ,沖の方ではエイが飛んでいるという,訳の分からない世界です。

 

続いて,会場に持って行ったけど,ほとんど展示しなかったやつ。

これは,おなじみのタイマーIC NE55を使ったLED点滅回路がブレッドボード上に組み上がるまでの過程を,ゾートロープでアニメ化したものです。しかし,「難易度高すぎ」ということで,ほとんどの人には受けませんでしたが,受けた人には大受けしていました。ちなみに,水滴パルスで使っていたLEDストロボは,これとほとんど同じ回路です。