水滴パルス実験.まずは昨年版を再現.ちょっとだけチューブの寸法などを変更.螺旋状の振動が以前よりもはっきりと現れた.

suitekiSpiral

上記画像をクリックすれば動画が見られます.

一応,ある程度,色々試してみた.周波数,チューブのつくりかたなど,多次元パラメータ空間において「最適解」を探すのは大変だ.そもそも何が「最適」かというのが曖昧だったりする(^^;).
CIMG3202

クントの実験を2次元に拡張すると,X方向とY方向の定在波がぶつかり合って,クラドニパターン風のものができるのではないかと考えた。

そこで,さっそく試作装置を製作。

今回,四隅の発泡スチロールブロックは使わなかった。

今回,四隅の発泡スチロールブロックは使わなかった。

薄い正方形の箱の2面にスピーカーを付けたやつに,発泡スチロールビーズを入れてからアクリル板でふたをして,スピーカも焼き切れんばかりの大音量を流せば,波長と箱の長さが合って共鳴したところで不可思議な模様が描かれる。はず。

周波数を変えるにつれてビーズが動いて,音が大きくなったところ(共鳴している)では,何かの模様が見える(ような気もする)。最初,金属板を振動させて作るクラドニパターンと同様に底板が振動しているだけではないかと不安になったが,中央部に大きな同心円状の縞模様が広がったので, これはきちんと2次元クントになっていると思って安心た。よく見ると回りにも小さな縞模様で一段高い島ができていて,期待を盛り上げてくれる。

2Dkundt

箱をもう少し大きくして気柱らしさを増した上に,スピーカーも増やせば,もう少しはっきりしたパターンを見られそうだ。ビーズが飛ばされて地肌が出ているところも,ビーズを増やせば飛ばされずに舞い上がる「はず」。

スピーカー代がかかりそうだけど,科学の進歩に犠牲はつきもの。

 

次に向けた予備実験としてクントの実験をやってみた。

うまくいった,のだが途中でいきなり音が止まって,調べて見るとスピーカーが断線していた。

そういえば,途中から微妙なにおいがしていた。

45ミリの小さなスピーカーに「10W」と書いてあったからといって,素直に10Wかける方が問題なのかも知れないが,何はともあれ予備実験は成功(?)。

次はこいつを二次元に広げられるかと,超音波領域まで広げたらどうなるかの実験だ。

MFT2015で展示したゾートロープの動画です。

まずは,おなじみのアヒルにくまモンとブタとエイが加わったやつ。

場面の設定は,無人島に流されたくマモンが,ブタの目を回させて今夜の食事にしようとねらっていて,近くの海ではアヒルが列をなして泳ぎ,沖の方ではエイが飛んでいるという,訳の分からない世界です。

 

続いて,会場に持って行ったけど,ほとんど展示しなかったやつ。

これは,おなじみのタイマーIC NE55を使ったLED点滅回路がブレッドボード上に組み上がるまでの過程を,ゾートロープでアニメ化したものです。しかし,「難易度高すぎ」ということで,ほとんどの人には受けませんでしたが,受けた人には大受けしていました。ちなみに,水滴パルスで使っていたLEDストロボは,これとほとんど同じ回路です。

8月1・2日の2日間,東京ビッグサイトで開かれたMaker Faire Tokyoに出展してきました。準備に忙しくて事前のアナウンスができませんでしたが,ご来場いただいた方々に感謝します。

MFT2015banner
当日の我々の展示物は,人気順に
水滴パルス,ゾートロープ,Processingによる「芸術的」シミュレーションの3つでした。

水滴パルスは「きれいなもの発見」で近寄ってきた人が,謎の怪現象(水滴がホースに吸い込まれていく)を目の当たりにして,怪訝な表情を浮かべ,なんとかしかけを見破ろうとするのが面白かったです。

一方,ゾートロープは,ストロボが点滅を初めて円盤上のフィギュアが動き出した瞬間,見ていた人の表情がほころぶのが楽しかったです。

芸術的シミュレーションは,多くの人がマウスのグリグリに連れて変化するきれいな画像を楽しんでくれましたが,Processingやシミュレーションに関心のある人たちには,もっと受けたようで,シミュレーション作者と一緒になって盛り上がっていました。

以上,充実した二日間で,まだ心地よい疲労が残っていますが,次回もこの調子でがんばりますので,よろしく。

水滴パルス実験その3です.
画像をクリックすると動画が見られます.
suiteki03
今度は,まわりを暗くして撮影.やはり暗くした方が美しいですね.ぜひMFT2015へ実物を見にお越し下さい(^^).肉眼で見るとさらに奇麗です.
 実験その2のときと同様,チューブの振動とストロボ発光の振動の周波数をすこしずらして,あたかも水がチューブに吸い込まれていくように見せています.

水滴パルス実験です.
画像をクリックすると動画が見られます.
水滴パルスその2
「ピタッとスピーカー」でチューブを振動させています.今度は水平方向に振動させて,扇状に広がる水の放物運動を空中に凍結させてみました.「実験その1」と比較してかなり見映えがよくなったと思います.
 ストロボ発光周波数とスピーカー振動周波数をわざと微妙にずらすことによって,あたかも水滴がチューブ先端にゆっくりと吸い込まれて行くように見えるようにしました.
 今更なんなのですが,念のため申し添えておきます.これはいわゆるカメラの「30fpsマジック」ではありません.ちゃんと肉眼でこの動画のように見えます.しかも肉眼の場合は,より高解像度で美しく(^^)!